岐路について考えてみる①

ぐう。

いろいろ思い出してみます。
自分で選んで進んだというとやはり受験が出てきます。

小中は公立小学校で高校受験が初受験。
内申が足りなくて、推薦は受からないだろうし、そのくせ受けたら受けたで万が一受かっていたらどうしようだとか言いながら勉強が手につかなくなりそうだし、何より落ちたときに立ち直れない気がしたので受けませんでした。
私立の滑り止めも受けたくない、受かっても行きたくない、この高校にいきたい!ここを落ちたら家に引きこもるとまで考えていました。

結局私立は担任と親の説得で受けました。
今考えると高校行かないなんてよくもいけしゃあしゃあといえたものだなあ…と。若気の至りですね。なーんにも考えてなかった、とはいえ今もあまり変わっていないような気がするのだけども。

いろいろ心配し、された私ですが第一志望の高校へ入学する権利をげっとしました。合格発表の掲示板がおかれた場所はいま、もう、跡形もなく。。。何になってるんだっけ。校庭?野球部のネットがおいてあるところ?旧校舎の記憶が曖昧です。朝陽会館は残しておいてよかったと思うんだけどなー。

話はそれましたが、とにもかくにも行きたくて仕方のなかったあの高校へ進学したのでした。

何であの高校にそこまでしていきたかったのか。

中3の夏休み、どこかの高校へ必ず見学に行かなくてはいけなくて
当時高校進学を考えていなかった私は(高校なんか行かなくていい!という考えです、おそろし。)黄色い分厚い本をパラパラとめくり
ぱっと目に付いたのが、私の母校。

その高校の名の通り、立地条件に惹かれただけです。(キッパリ

まずは高校見学に行かなくてはと思い初めて潜入した高校の校舎。
ひとりで都会に行くのも嬉しくてヘンテコな制服で決め込んでいきました。
旧校舎のころだから暗くて薄汚くて、窓の桟なんて戦時中かと思うくらい古くて、何だかタイムスリップしたような錯覚に陥る一方(入ってからはあの古臭い校舎も部室も好きになったのだけど)、周りの生徒が世田谷区民や目黒区民ばかり、しかも何だかあたまよさそう!(ていうかダサい笑)と焦りと変な不安が生まれました。
帰りにはこの高校へ行ってやる!と心に決めていました。

決め手は何だったんだろう。
とにかく行きたい!!この高校じゃないといやだ!
なんてことを言いまくってました。なんで?って冷静に考えたことはなかったのかもしれないな。
結局、他の高校へ見学に行くことは一度もないまま(ついでに志望校へも一度しか行かず)受験を向かえたのでした。

高校に対して後悔したことは一度もないです。
すごく好きな高校。誇りをもってます。
自分自身の高校生活には後悔もたくさんあるけれど、あの高校へ進んだことを後悔したことは一度もありません。

直観や不純な動機も、大事なんだと思うのです。
がむしゃらに、どうしてもどうしても行きたい気持ち。
素直に、ひたむきにそう思うことを恥ずかしがらない気持ち。
その気持ちが、合格へ近づけたと思っています。
(何をかくそうほんとうに成績よくなかったから笑)

たかが高校受験かもしれないけれど、落ちていたら
今の私は全然違うだろうな。うむ。


大学受験のくだりは気が向いたら書きます。ぐう。